足のひきつけ
夜間にふくらはぎが引きつける方がいます。
- 原因
- 原因は水分摂取不足やカルシウムなどミネラル摂取不足、筋肉疲労です。
水分摂取が不足がちな高齢者や多量の発汗をする環境で作業する方は要注意です。定期的に水分を摂取することが必要です。漢方薬が著効することがあります。
洗顔で腰をかがめたり床からものを持ち上げるなどちょっとした動きにより腰痛を生じ動けなくなる、いわゆるぎっくり腰で来院されます。加齢、運動不足により腰背部、下肢の筋肉、関節が硬くなっていることが大きな原因です。
この痛みの出所は、腰椎の関節、筋肉である場合や、時には神経を圧迫する椎間板ヘルニアであることもあります。
中高年以上では「歩行していると下肢痛のため歩けなくなり、座って休むとまた歩けだす」という症状が特徴の腰部脊柱管狭窄症に注意します。動脈硬化による循環障害でも同じような症状を呈するので鑑別が必要です。
内服治療では、消炎鎮痛剤、筋弛緩剤の他、漢方薬も作用があります。関節、筋肉のリラクゼーションのための物理療法、筋肉、関節が正常に動くようにストレッチ療法や体操も併せて行います。腰部、骨盤部を保護するコルセットも適宜使用します。コルセットは体型、職業、スポーツに合わせて選びます。内服治療では消炎鎮痛剤、筋弛緩剤、神経痛を抑える薬など症状に応じて使用します。坐骨神経痛が強い場合はブロック療法を併用します。
夜間にふくらはぎが引きつける方がいます。
若年者では引っかかり症状が出る半月板の障害が多い疾患です。スポーツでもよく生じ、生まれつき半月板が大きい円板状半月の方は症状が出やすいです。中高年以上では膝関節の軟骨が磨耗して生じる変形性関節症が代表的な疾患です。個人差はありますが、肥満、若い頃からの重労働など環境因子が関与します。
変形の進行の程度により治療法を選択します。半月板損傷でも変形性関節症でも消炎鎮痛剤内服、物理療法、リハビリテーションが治療の主体です。筋力の強化はとても大切なポイントです。症状が進んでいても筋力強化により軽減することがあります。痛みが強い場合に関節内に溜まった水(炎症による)を抜いたり、薬剤を注入します。
関節内の水を抜くと癖になるという方がいますが、抜くことがその原因にはなりません。ヒアルロン酸は口腔摂取での作用は、はっきりと実証されていなく、関節内投与の働きがあるとされています。膝の運動域や筋力が低下している方が多く、リハビリテーションが必要になります。保存的治療で改善がみられなかった場合は手術治療をお勧めします。
骨粗鬆症は、女性の方は通常でも年齢とともに出現します(男性は女性よりもなりにくい)。
骨粗鬆症の程度を測る骨密度が年齢相応であるということでも油断はできません。骨密度が20~30歳代と比較して70%以下になると骨折しやすくなりますので、この時期には治療を開始してよい時期です。
(参照:骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版(PDF))
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腰の骨や大腿骨の骨の骨密度を丁寧に測定し、今後の治療や対策を考えます。
骨粗しょう症の治療や予防を行います。
骨粗しょう症の治療や予防を行います。
担当の前田容子先生は、高血圧など循環器内科が専門です。
その他、高脂血症、糖尿病、貧血などの内科疾患の診断・治療も行っています。
当院では、心電図、ホルター心電図、レントゲン、心臓超音波、腹部超音波、血液、尿検査を行います。
メタボリック症候群の予防、治療のための検診が始まります。
メタボリック症候群は、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わることはよく知られていますが、腰や膝の障害も左右します。腰や膝に故障があると仕事や日常生活に支障が出ます。
そういった意味でも障害が出る前に予防するのがよいと考えられます。
当院では、メタボリック症候群に対して、内科的な指導の他に整形外科の疾患にも有効な運動療法などの指導を行います。
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